百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)



百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)
百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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読みづらい文章

 本書の内容は既出の通りである。文献史料に基づく丁寧な論考であるし、戦闘者としての農民たちの実情を新書レベルで解説したという点も評価出来る。ただし、文章が非常に読みづらいのだ。頻繁な主語の省略、接続詞不足、句点過多がその理由である。惜しい。
小学校の先生に読んでもらい

歴史を教える前に、この本を読んでから教材研究してほしいものです
視聴率や興行収入をねらった歴史ドラマに染まってしまってはいけませんね
そんなことを教えられたすばらしい本です
新資料の発掘を

北条氏に多くの資料があったためだろうが、北条氏の統治地域の事情が多く語られている。当時の日本の中心であった近畿?美濃?東海あたりの資料が発掘されればもっと多くの事柄が想像できたと思われる。
このあたりの新資料が発掘・発見された時に改めてこの著者には書いてもらいたいものだ。
戦国時代の見方を一変!!

この本、面白いです!!
戦国時代といえば、戦国大名の群雄割拠の時代ってイメージが強かったのですが、そのイメージが一変します。
例えば、武田信玄の父信虎の追放の話も、単なる親子喧嘩ではなくて、「深刻な飢饉状況のなか、信虎は有効な打開策をこうじていない、と判断され、人々は「世直し」を強く求めた。」(P27)追放であったということに驚きました。
そして、戦国時代の村は領主に脅され無理やり税金を取られた弱い村ではなかった。
村が領主に年貢を納めるのは、領主が村の安全保障を担っていたからであり、「領主失格」となると村側から主従関係を破棄していたとは・・・・。
領主より、村の側に主体性があるとは、びっくりーーー!!

戦国時代に興味がある方、是非お勧めです。
読んだあとに、戦国時代のイメージが一変します!!

明治22年以前の世界

たとえば「あかみち」といのがある。公図といういわば現代の検地みたいな地図に、地番のない土地が縦横無尽に通っている。昔のあぜみちのなごりだ。本書で描かれる時代においては「村」が管理していた貴重な共有地であった。しかし、中央集権が進められる中、これらの村の共有財産は水路とともに国の所有とさせられた。

しかし、村の名残は水利権組合から、市町村の意思決定にまで実によく残っている。現代の民主主義から地方自治が成り立っていると思ったら大間違いだった。

戦国時代というよりも現代の見方が変わる一冊だ。



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